久々(といっても二ヶ月ぶり程度だが)の大阪出張。
今回はもちろんクライアントとの打ち合わせやオリエンテーションがメインだが、なじみのあるブレーンさんとの関係を再構築するという目的もあった。
そもそも僕はコミュニケーションを何よりも大切にしたい。メール<電話<対面、という至極当然といえば当然のコミュニケーションルールにおいて、僕は圧倒的に対面の比率を重視する。相手の懐に飛び込んで仕事をしなければよい仕事などできるわけがない。打ち合わせひとつとっても、あるときは僕が訪問し、あるときは外の喫茶店で待ち合わせしたりもする。同じ時間を共有するということは関係性を築く上ではとても大事なのだ。
東京に来て5ヶ月。東京でのネットワークも構築できつつあるが、やはり慣れ親しんだ関西ブレーンとの協業も続けていきたい。ある程度流れや方法論がわかっている仕事は電話とメールで打ち合わせて進行していたのだが、やはり限界もある。会って話をすることで仕事を前に進めるタイプの僕にとってはどうしても伝えきれないものがある。そこをきちんと納得できるためにメールや電話を繰り返しても、なかなか本質的な面でお互いに合点がいかないものである。
閑話休題
今回は水曜~金曜までの3日間でなじみの深い外部ブレーンのディレクターやデザイナーと時間をとることにしている。すでに進行中の仕事もあれば、転勤後すっかりご無沙汰になっている方もいる。人の縁というものは意外と切れやすいものである。日常的なコミュニケーション方法が多様化してくればくるほど、希薄化していく危険もある。それはいつでも連絡が取れるという安心感からかもしれない。しかしそれは結局「いつまでも連絡しない(されない)」という結果になる。
仕事であれ、友情であれ、恋であれ、人と人との関係は時々の状況によって変化していく。それはごく自然なことである。変化していくことに慣れていくのではなく、「変化しないために変化していく」という自分の在り方を再確認しなければならない。去るものは追わず、来る者は拒まず、とはよくいったものだが、できる限り去られずにお互いを切磋琢磨できる存在を多く紡いでいきたいと願っている。
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