2009年より急激な盛り上がりをみせるツイッター。個人的にも時流に逆らえるはずもなく2007年から寝かしたままになっていたアカウントが復活。すでにツイッターは日常の一部となりつつある。
いわゆるTwitter本も数多く出版され、巷にも数多くの「ツイッターを語れる人」が増えている。僕もまたマーケティングに関わるプロの端くれとして昨今のブームの状況やビジネスの成功と失敗について持論を展開できるようにはなった。月例で開催しているセミナーでも先月はTwitterをテーマにして好評をいただいた。(ちなみに時間と内容を拡大したものを来週大阪で開催する)。
ありがたい事にTVや新聞で多くの特集が組まれているので、資料には事欠かない。そのなかで今週発売の週刊ダイヤモンドの特集は内容も充実しており、おすすめできる。新書で多くの関連書籍が発売されているが、この特集の方が保存版としては優れている。このようにアーカイブできることや、記事を見ながら試してみることができることからも雑誌だってまだまだ優れたメディアなのだ。
Web系の方々はすぐにTVが将来なくなるだの、新聞の存在価値がなくなるだの、という。言うまでもなくそれは間違いである。Webが情報の主流になることは間違いないが、だからといって既存媒体の価値が下落することはない。下落したのは「マス媒体広告の価値」である。インターネットのおかげで性別や年代などの基本属性だけではなく、名も知らぬ人々の行動ターゲティングまで可能になった。より細かなセグメントが可能になれば「不特定多数」(もちろん媒体属性はあっての上だが)を相手にするマス媒体に対しての投資を企業側が控えるのは当然だと言える。このご時世、投資対効果が不明瞭なものに投じる予算はないのだ。
閑話休題。
Twitterは媒体ではない。ここを見誤ると広告宣伝の活動でTwitterを活用しようとする企業はダメージを受けることになる。手軽に始められ、その「ゆるさ」が魅力なTwiterは自らがどっぷりはまらなければ面白さにも便利さにも気がつかないだろう。それを重々承知いただいた上でなければ企業活動の中で「広告的な役割」を担わせることは大変危険である。
といったことをセミナーでは話している。
興味を持っていただいた方は是非ご参加くださいませ。
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