関西Webマスター研究会主催セミナーに参加。
すごい内容です。『Yahoo! JAPANとGoogle、それぞれの特長を語る』
この両雄が一堂に会して話をするとあれば業界人として聞かないわけにはいかない。
今回は懇親会にも参加することでネットワークを広げることも目的とする。
17時から始まったセミナーには150名の参加者が集まる。
ちょっとしたカンファレンスだ。
講師:ヤフー株式会社 近藤弘忠氏(2007年度Web人賞受賞)講師:グーグル株式会社 高広伯彦氏
それぞれの立場から広告商品、サービスなどについてプレゼンテーションがある。
聞いていて思うのが「この二者は競合にはならない」ということである。
考え方や理念が違うのだ。お互いの領域を攻め入ろうという意識すらない。
特にGoogle側は顕著である。
第二部は質問コーナー。
Yahoo!とGoogleの提携に関する話題に注目が集まったが、
Yahoo!Japan自体はSoftbank傘下のため、今回のUSの提携とは
ほぼ無関係だという。現地法人とはそんなものかもしれない。
つづいてMSの買収策について。
これもまた上記同様、対岸の火事。
なぜならすでにSoftbank傘下だから。
Googleへの質問は新サービスや広告展開についてが多かった。
高広氏は博報堂から電通へ移籍した経験を持つ方なので
我々が思うよりももっと根本的な点での疑問符を投げかけてくれた。
それは近年言われ続けている媒体そのものに魅力はない、というものである。
媒体はあくまで場所でありスペースであって、
そこからユーザー(生活者)にアクションを起こさせるためには
強いクリエイティブがなければならない。
それはすでに媒体に限られた表現ではなくなっている。
クロスメディアやホリスティックコミュニケーションが叫ばれている昨今、
囲い込みではなく「囲い込まれる」ことが重要なのだ。
これには本当に深く共感する。
僕自身、マーケティングとクリエイティブの半端な立場にいる人間なので
その意味はそれぞれの専門家より強く感じていると思う。
さて、内容の濃いセミナーのあとは懇親会に参加する。
参加社の1/4は参加していただろか、結構な人数だった。
広告主、広告会社、制作会社、いろいろな人と話をし名刺交換する。
同業者とは最近の動向を話し、広告主へは簡単な営業行為もかねて名刺交換。
制作会社ともいつパートナーになるかわからないので名刺交換。
今日はよいセミナーに参加したあとだったので、皆晴れやかな表情をしている。
これからもWebは明るい。まだまだ素敵なことがたくさん待っている。
Web業界という小さな世界で固まっていてはいけない。
僕らはもっとフィールドを広げていく必要があるのだ。
最近のコメント