the brilliant green complete single collection’97-’08
初めてブリリアントグリーンを聴いたときの衝撃は今でもよく覚えている。
僕は女性アーティストはほとんど聴かない。
ほとんどが食わず嫌いであるのだが。。。
特にアルバム作品を購入することは皆無に近く、
自宅にある数千枚あるCDライブラリの中から女性アーティストだけを選ぶと
トータルで10枚あるかないかくらいなのだ。
彼らがデビューした当時、僕は大学生で今とは比較にならないくらい
感覚が鋭敏であり感受性も強かった。
別に自分を賞賛しているわけではない。
世間を知らなかったので、純粋に自分の感覚を最優先できただけだ。
心地の良い音楽だ、というのが最初の感想。
川瀬智子は生粋の日本人としては抜群に英語の歌が上手い。
そして、奥田俊作が作る曲は英国的である。
ごく自然にthe brilliant greenを受け入れることができたのは
彼らの特長が僕の趣味に限りなく近かったからである。
気がつけば10年も経っていた。
最新シングル『Ash Like Snow』
を含む全17曲は
自分が思っていた以上に自分に染み込む。
楽曲そのものが自分の中に浸透する感触がある。
いつか自分が映画を撮ることがあれば
きっと僕が描く世界観を理解した楽曲をブリリアントグリーンは提供してくれる。
その日が一日も早く実現することを考えながら
このアルバムを聴いて仕事に励む冬の午後。
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