11/1(日)
のんびりと家事やら午前中の準備を終わらせて「今日はどこに行って何をして遊ぼうか」と小一の娘と話していると、、やけに咳が出ていることにが気がついた。隣のクラスも学級閉鎖だと聞いていたので念のためと熱を測ってみると、いきなりの38℃オーバー。本当にみるみるうちに顔に赤みがさしてきた。すぐにパジャマに着替えさせてベッドに寝かせる。咳もそれほどひどいわけではなく少し気になる程度だったのでいきなりの高熱にはさすがに驚いた。
東京は冬将軍の到来を告げる木枯らし1号が吹き、寒さも増している。娘の部屋には加湿器を置き、少しでも環境改善を心がける。しかしながら熱はどんどんと上昇し、夕方の時点で40℃を越えていた。さすがに40℃を超えると心配になる。嘔吐や痙攣などの症状が診られないので一晩様子を見ることにする。娘は高熱にうなされて涙を流し、食欲もない状態。まだ食べられるというプリンやウィダーインゼリーなどを食べさせる。熱は高いが寒気があるようで布団の上に毛布をかぶせる。
さて、問題は家庭内感染である。まだ新型と断定されたわけではないが極めてその可能性は高い。感染力が高いと言われる新型インフルエンザ。隔離・手洗い・うがい・マスクを徹底するしかない。我が家にはまだ生後4ヶ月の次女もいる。最も怖いのがこの次女への感染である。夫婦どちらかが犠牲になるつもりでこの数日間を乗り切らなければと考える。
11/2(月)
31日(土)が土曜参観だったので娘は幸いにも学校が休み。もともと少し早めの七五三参りを予定していたこともあり僕も有休日だった。たまたま平日でありながら家族全員が家にいるので、妻が長女を病院に連れて行くことになり、僕が次女のお守りをすることになる。
やはりこの時期、しかも週明けということもあって病院はかなりの混雑模様とのこと。しかも新型インフルエンザの可能性がある患者は院内には入れてもらえず外のベンチで待つように指示されるとのこと。感染拡大を防ぐためでもあるが、寒空の中に熱のある子供を待たせるのはもう少しどうにかならないかとも思う。
妻によると、簡易検査によるA型インフルエンザの判定は出たそうだが、新型かどうかの検査はしなかったそうだ。時期的な流行と季節型がまだ流行に至っていないことからほぼ間違いないと断定されるらしい。そしてタミフルと咳止めが処方される。
まだ食欲は無いようで、昨日同様にプリンやゼリー、すりおろしたリンゴなどを食べさせる。部屋から出てはいけないと言っているので、僕が使っている小型テレビを持ち込ませ、暇つぶしを与える。本当はDVDプレーヤーを持ち込んで好きなアニメでも見せてやりたいのだが、あいにくDVDが再生できるMacは会社に置いてきたままなのだった。
夜は少し気分も良くなったようで少し話ができるようになった。日中は寝てばかりなので本人が眠くなるまでおしゃべりに付き合う。タミフルはさすがに良く効く。あっという間に熱が下がり、体も楽になったようだ。
11/3(火)
少し咳は残っているがタミフルの劇的な効果により、熱は36℃台まで下がる。見た目にも元気を取り戻しており、食欲もわいて来たようだ。しかしながら熱が下がって三日間は保菌している思って対応するようにとのこと。もちろん本人もまだ万全ではないので部屋から出たがるが何とか我慢させる。その代わりといっては何だが、本屋で『小学一年生』とコンビニでワイド版の『ドラえもん』を買ってくるととても喜んでくれた。
晩御飯にはケンタッキーとポテトが食べたいというので駅前まで買いに行く。娘はそれらをぺろりと平らげ、テレビを見て笑っている。心配していた熱のゆり戻しもなく、明日は僕も安心して会社に行けると思っていた。
しかし、新型インフルエンザの猛威はここからどんどん家族を苦しめていくことになった。
21時過ぎ、急に咳をしだした次女。まさかあれだけ気をつけていたのにと思いながら熱を測ると38.3℃。。。夫婦の落胆と危機感はとてつもなく大きなものになった。幸いなことに次女はぐずることなく眠りについたのだが、体が熱くなっていく様に不安は大きくなっている。
・・・新型インフルエンザを発症した娘、新生児対応編に続く。
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