NHK教育で87年から4年にわたって放映された人形劇「ピコピコポン」の6枚組BOX。宇宙のある星に不時着したパッキーとムンム、その星に住むガルガリ博士とドコドンの4人が宝物を巡って繰り広げる夢いっぱいの物語。
当時小学校高学年だった僕は、病気で学校を休んでいた。
学校を休んだ日はなぜかNHK教育を見る。15分番組が続くので飽きないからだろうか。
そのとき出会ったのがピコピコポンだ。
宇宙の旅人であるパッキーとムンムがたどり着いたのはグーグー島。
宇宙船のエンジンともいえるピコピコポンはバラバラになってしまう。
グーグー島に住むガルガリ博士は空飛ぶことを夢見ており、千載一遇のチャンスに胸躍らす。
博士の唯一無二の友達である恐竜のドコドンはパッキーに恋をする。
5つに分かれたピコピコポンを集めるために奮闘する姿は
とても楽しく、早く次回の放送が見たくてたまらかった記憶がある。
しかし、NHK教育は病気で学校を休んでいるときだけのお楽しみ。
当時、ちょうど自宅にはビデオデッキが導入された。
毎週録画予約して妹と一緒に楽しみにしていた。
ピコピコポンが揃ってからは4人がチームとなって新たな強敵に挑むことになる。
展開はまさに少年ジャンプ的である。
僕が最も鮮烈に記憶しているのが本DVD-BOXの3枚目に収録されている
「キャンディママ編」である。その強烈なキャラクターに釘付けであった。
当時のビデオテープは擦り切れるほどみて、宝物として保存してある。
20年経った今、20,000円のDVD-BOXも買える大人になった僕はさっそく予約。
届いたBOXをどきどきしながら開封。
番組制作予算の都合だろうが、毎年前半は同じ内容で
後半に折井jなるストーリーが展開されている。
また、前半のエンディングも放送年によって異なる。
つじつまを合わせるための早見表が入っており、放送された4年間の軌跡がここに辿れる。
大げさかもしれないが、生きててよかったとさえ思える代物である。
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