楽しみにしていた「嫌われ松子の一生」が中断されて始まった緊急会見。
慌ただしい雰囲気の中、福田首相は退陣の意向を述べる。
この方の飄々とした口調は結構好きで、よくわるくも「政治屋さん」の雰囲気がある。
記者質問の最後で、「総理の言葉は他人事のように聞こえる」と言われたことに対し、
「私は自分を客観的に見ることができる。あなたとは違う」と返答した部分が痛快だった。
あぁ、この人なりに自分の言い回しが伝わらないことに苛立ちもあったんだろうなぁと感じる。
わずか1年の退陣であり、突然であったことからも新聞の論調は厳しい。
それは至極当然のことであり、結局「政治は誰がやっても同じ」という諦観を
国民に助長する動きになってしまったことも否めない。
僕は個人的には同情しており、潔さも感じている。
福田総理とて馬鹿ではない。
自分の器ではこの政局を打破できないという【客観的な判断】なのだ。
総理総裁という立場を考えれば、職を全うしないことに対する責任は大きい。
しかし、ただでさえ厄介な局面の状況において、
旧来型の政治では打開策を見出せないと判断したのなら
それはそれで潔いのではないか、、、と少しだけ擁護してみる。
ここ数年9月は政治動乱が続いている。
総裁選へ向けての動きからも目を離せない。
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