21310.net: 稲垣早希の関西縦断ブログ旅

毎日放送「なまみつ」の人気コーナー、稲垣早希の関西縦断ブログ旅が気になっている。
電波少年を思わせる強行企画なのだが、
稲垣のキャラクターとブログのコメント数が旅の資金になるというルールがはまっている。

正直なところ、稲垣早希のことは知らなかった。
たまたま番組を見ていたときに、このコーナーが始まった。
何となく見ていたのだが、芸風はともかくなかなかどうして
好感の持てる女性である。

すごく当たり前のことなのかもしれないのだが、
彼女は言葉遣いが丁寧で、かつ誠意があり
他者に対する感謝をちゃんと示せるのだ。
旅の方々で地元の方に助けられるのだが、それは人徳であろう。

今日の放送では、思いがけず現金を渡されたことに戸惑い
相当に悩んだ挙句、そのお金を返しに行くシーンがあった。
旅の趣旨と、ブログにコメントをくれた方への失礼にあたるという考えは
素直に立派だと感じた。
そのお金が数千円の単位であればそうは思わなかっただろう。
好意でいただいたお金は自販機でジュースを買える程度。
（結局お金をくれた方は返しに行ったお金を受け取らず、お茶を買って稲垣に渡す）

カメラが回っているとか、稲垣が風変わりな格好をしているとかは別として、
多くの人間は親切で、困っている人には手を差し伸べる。
無関心であることは簡単だが、時に小さく後悔することもある。
ほんの少しのふれあいで人と人とが助け合えたなら
それはなんと素敵なことだろう。

コミュニケーションというのは誰かのために何かをしてあげる、ではなく、
自分ができることをしたくなる、という能動的な行動の交換だと思う。
食べ物をくれたり泊めてくれたりする方に稲垣は行為として何かを残しているわけではない。
前述したような人柄であったり、旅そのものへの理解がコミュニケーションを生んでいる。

まだまだ先は長そうだが、地道に応援したい。
ブログにコメントも残さなければ。