昨日、前の会社の先輩と同僚とランチに行きました。
今の会社と前の会社は徒歩10分圏内なので、たまにこうして近況報告をしています。
そこで驚きの事実を知りました。
なんと、同期の中では最も有望であったA氏が退職するとのこと。
同期といっても、僕は新卒扱いの中途入社だったので
その時期に入社した中途社員をなんとなく同期と呼んでいます。
僕より三歳年上が2人、二歳年上が1人、そして僕の4人。
入社当時は全員部署も違いましたし、みんな仕事を覚える時期だったので
よく飲みに行ったり遊びに行ったりしたものです。
僕はこの4人の中で最年少でしたが、
最初に結婚して最初に子供ができて、最初に転職してしまいました。
会社自体への不満よりも、仕事を楽しくしたいという思いが強かった気がします。
会社も近所ですし、人の縁が切れるわけでもないので
以前ほど親しい付き合いではなくなったにせよ、
仕事のことで相談したり、たまにランチに行ったりしていました。
A氏は昨年の秋に東京へ転勤になりました。
先輩によると、そのときは別に辞めようという気持ちはなかったそうです。
新天地でも頑張ろうと気持ちを切り替えて行ったらしいのです。
ここから先は僕の推論でしかないので全く根拠がないのですが、彼はきっと
慣れない土地、慣れない習慣、そして営業スタイルなどのいろいろな問題が
目の前に山積され、それを切りくずしていこうと足を踏み出したとき
ふと今まで来た道を振り返ったのだと思います。
振り返ったのはたまたまだったとして、今まで走ってきた道を俯瞰したときに
あまりにも真っ直ぐすぎた。多少の曲り角はあったにせよ、全貌を見渡せた。
そしてもう一度目の前の道を進もうとしたとき、
きっと違う方向に進みたくなったのではないでしょうか。
一般的にも転職が成功するのは35歳までと言われていますし、
いろいろなものをあれこれと考えてしまう時期なのかもしれません。
もちろん人によって人生や仕事を考え直す時期は異なるでしょうから
それが早いとか遅いとかの問題ではありません。
そこでどの道に進もうか決めたか、ではないでしょうか。
なんだかまとまりのないエッセイになりましたが、
明日の2月末日にA氏は退職します。
明日の送別会の二次会には呼んでもらえるようお願いしたので
本人にもいろいろ話を聞いてみたいと思っています。
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