ここ数年、恒例となっているのですが、
8/15は祖母宅へ行くことにしています。
今年はリフォームが済んだばかりで
家具の少なくなった(ある意味)新しいお宅へお邪魔してきました。
例によって正午より政府主催の全国戦没者追悼式をTVで観つつ
戦時中の暮らし、戦後の混乱についてじっくりと耳を傾けてきました。
毎年聞くことに意味があると考えています。
親戚の中では唯一の戦争経験者になってしまった祖母も
八十四歳を超えています。
まだまだしっかりしているとはいえ、高齢です。
いつ話ができなくなるかはわかりません。
私は体験者のみが語りえる真実を
後世に伝える仕事を引き受けなければなりません。
少なくとも私は(勝手に)その責務を感じています。
今月号の『広告批評』の特集が「広告の中の戦争」でした。
戦時中の広告物が特集されており、それらについての評価も掲載。
実際に目にしたことがあるかもしれない、と祖母に見せてみました。
そこに描かれている商品のいくつかには見覚えがあるらしく
いろいろと当時の詳しい状況を聞かせていただきました。
初めて聞く話もあり、この日一つ一つをしっかりと
胸に刻んでおこうと心に誓いました。
祖母が熱心にその特集を読んでいたので
雑誌はそのままプレゼントしました。
自分がやっている仕事にも少しは関係のあるものですし。
最近のコメント