ブログの特徴でもあるコメントやトラックバック機能の利用は減少傾向にあり、特に2人に1人以上が「トラックバックをするつもりはない」と回答。その理由としては「面倒くさい」が最も多く、「なんとなく敷居が高い」が続いており、シックス・アパートは、情報の閲覧・収集のみを目的としたインターネットユーザーの比率が上昇した結果と分析している。出典:MarkeZine:◎「トラックバックは面倒くさい」、企業ブログの一般化とともに変わる利用者像【シックス・アパートのビジネスブログ調査】
ビジネスブログがブームになったのは2005~2006年頃だったと記憶している。
ちょうどシックス・アパートが『ブログ・オン・ビジネス』を発刊したのも同時期。
当時は自分もポテンシャルの高い宣伝部や広報部には提案していた。
CMSとしての機能ばかりが重視されてしまったが、コメントやトラックバックの活用は
うまくコミュニケーション設計できれば効果があると今も考えている。
一般ユーザーを対象にしたトラックバックキャンペーンというのも
ある製品やサービスいついてのリンク集という考え方もできる。
とはいえ、この記事。
ブログをしているユーザーにとってトラックバックを貼る作業は確かに面倒くさい。
僕は引用したニュースサイトや個人ブログには努めてトラックバックをするようにしている。
もともとトラックバックはそういうもののはず。
トラックバックスパムは確かに迷惑メールと同じくらい増えた。
こんなものを相手にしている時間も手間ももったいないので
トラックバック機能そのものに制限をつける管理者も多い。
上記の記事にはさらに下記の記述がある。
トラックバックしない理由のひとつには「機能が閉じられていて、物理的に不可能」があり、ブログの炎上や荒らされることを考慮して利用を制限している企業も増えているようだ。
企業ブログや日に何万とユーザーが集まる人気ブログであれば
このような処置も仕方がないとは理解できる。
ブログは続けていくことに意味があり、無用なトラブルはできる限り避けたいものだ。
もちろん、それによって折角のコミュニケーションが閉鎖されているという問題点もある。
同じ話に戻るのだが、結局は「ブログを使って何をしたいか」と重要度の高さが
「手軽に簡単に記事を更新/管理できる」部分に偏重しているからではないだろうか。
もちろん、それは大きな魅力なのだが、
本当に活用するためには、炎上やスパムのリスクを取り除くためではなく、
多くのユーザーとのコミュニケーションの可能性として
コメント/トラックバック機能は利用してほしい。
いろんな気苦労を分かった上での理想論であるかもしれないが。。。
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