アルファブロガーとして有名なネタフルさんこと、コグレ マサト氏が
ブログの更新をストップするという事件がありました。
毎日、かなりの投稿を続けている方だけに、僕もまた読者として
何が起きたのだろうかと心配していました。
本日、ようやく(といってもたった二日振りなのだが)新しい記事が投稿されていました。
内容を拝見し、衝撃を受けました。
こんなに悲しい日記を書くことになるとは、1年前には思いもしませんでした。11月8日9時54分、母が息を引き取りました。
いつもより相当に長い文章でこれまでの経緯と、
お母様への愛(と書いてしまうと薄っぺらい気がするのですが)が
コグレマサトの言葉として記されていました。
他の人に比べると59年の生涯、少し短いかと思われるかもしれませんが、幸せな人生だったのだと、信じています。//////////
日曜日に通夜、月曜日に告別式。家族全員で母を見送ります。
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ネタフル更新休止のお知らせを書いたことで、結果的に心配をおかけしてしまった方もあったようで申し訳ありませんでした。
更新しないことで心配して下さる方もいるので、母が入院した直後、しばらく更新はできないと思い告知いたしました。
でも、思ったより早く戻ってこれそうです。ただ、もう少し時間をください。
コグレマサト@ネタフル
人の真摯な思いは伝わるものです。
僕はあったことのないコグレマサト氏とそのお母様を思い、涙を流しました。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。
僕は5年前に交通事故で妹を亡くしています。
当時、まだブログやmixiなんてものはなかったので、
ただただ、自分の気持ちを整理するためだけに
日記のようなものをサイトへUPしました。
誰とも話をすることはできなかったのですが、
誰かに話を聞いて欲しいという寂しさがありました。
ごくごく、親しい方だけにURLだけを連絡しました。
ネットの人間関係は希薄である、という方がいます。
しかしネットで知り合い、心を通わせ、結婚した方もいます。
もちろんネットで出会う全ての人たちと濃密な人間関係を
築けるとは思っていません。
しかし、ブログやmixiが一般に広まったおかげで
自分という人間について理解してもらいやすくなった気はします。
その分、リアルでのコミュニケーションが苦手になりつつある
若い世代を見ると不安な部分もあります。
それでも相対的に見る中で、自分を媒介するコミュニケーションは
明らかに高くなったのではないでしょうか。
今更、当たり前のようなことをえらそうに言っているつもりはありません。
ネタフルさんの一件は自分にとって、
またWebを生活の中に置いている存在としても
様々な思いを抱かせていただくことができました。
僕らはそれでも記事を更新する。
それは、長井健司氏が最期までカメラを離さなかったことと同じなのです。
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